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心理テクニック

なぜ騙されるのか?ハワイの偽警察詐欺を心理学的に解説!

投稿日:2019年3月14日

ハワイに旅行を考えている人。

ハワイとは言え、海外に行くのです。ちゃんと気を引き締めていますか?

「もちろん!」

行く前はそう言っている人も、実際に行ってみると・・・温かな日差し、陽気な雰囲気。マリンスポーツにショッピング。

楽しいこと尽くしだと、いつのまにかついつい気が緩んでしまうものです。

そんな気が緩んだ時を狙って、あなたに近づいてくる人がいます。

それが・・・

「偽警察」です。

警官の姿をして日本人観光客に話しかけ、お金を奪っていくハワイで最も有名な『詐欺』です。

「知ってるよ。そんなの騙されないよ」

そう言って多くの日本人が騙され続けるから、未だに彼らは同じ手口で日本人を騙し続けているのです。

では、なぜ日本人は騙されてしまうのでしょうか?

それは、彼ら偽警察がただ警察のフリをして近付いてくるわけではない」からです。

彼らは数々の心理テクニックを融合した、実に巧妙な手口で我々を騙そうとしてくるのです。

自分が騙されないためにも、ここでしっかり彼らの手口を理解しておきましょう。

偽警察詐欺の手口

ハワイで有名な偽警察詐欺は、ただ警察のフリをして近付いてくるわけではありません。

その巧妙な手口を、心理学的解説を交えて順に説明していきます。

①横断歩道をギリギリで渡った時、声をかけてくる

彼らが声を掛けてくるその多くが、横断歩道をギリギリで渡った時です。

その時突然「ハイ止マッテ下サイ」と、カタコトの日本語で話しかけてきます。

  • 今横断歩道赤だった?という罪の意識
  • 異国で警察官から注意されるという恐怖

この「自信の無い状態」から詐欺はスタートするのです。

②実は偽物だとあえてバラしてくる

警察に声をかけられ、ドキドキしているところで「アナタ笑顔ジャナカッタヨ」「ハワイデハ髭剃ッテナイト駄目ダヨ」などと意味不明なことを言ってきます。

こちらがキョトンとしているところで「冗談ダヨ!実ハ偽物、コスプレダヨ!」と・・・

偽物であることをあえてバラしてきます。

この時、私たちの心理は緊張状態から緩和状態になります。

「ホッとした状態」というやつです。

そうです。このホッとした状態という「人間が最も気が緩み、騙されやすい状態」を意図的に作り出されてしまうのです。

③名前を書くようお願いされる

ホッとした状態の私たちに、彼らは「騙された人たちに記念で名前を書いて貰っている」と言ってきます。

普通の心理状態なら意味不明だと断れるはずですが、海外の陽気なテンションと気の緩みのため、断る気などおきません。

私たちは「楽しませて貰ったし、署名くらいなら良いかな」と思い、ついつい署名してしまうのです。

これは『返報性の原理』を利用されています。

返報性の原理とは、「相手に何かして貰ったら、自分も何かしてあげないといけない気持ちになる心理」のことです。

詳しく知りたい人はこちら

 

実は、この軽い気持ちでする署名が命取りになります。

署名をしていくと、名前、国籍の次の欄に・・・

「$(ドル)」という欄が出てきます。

「…えっ?ドル??」困惑しているタイミングで、すかさず彼らはあるお願いをしてきます。

④寄付をお願いされる

署名をしている時、彼らは加えてこう言ってきます。「実は恵まれない人のために募金を集めている」と。

ちなみに募金というのは嘘で、これが詐欺なのですが、突然言われると詐欺だという可能性すら思いつきません。

それどころか「楽しい気分にして貰い名前も書いたのに、ここで募金は断り辛い」という気持ちにさえなります。

ここでは『一貫性の原理』という心理テクニックが利用されています。

「人は一貫して同じ行動を取りたいと思う心理」のことです。

また、一貫性の原理を上手く利用した『フットインザドアテクニック』も使われています。

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しかし、日本人は良くも悪くも即決できない為、この時点ではまだ募金をするか悩んでいる状態です。

ここから詐欺師の、怒涛の畳み掛けがはじまります。

⑤多くの日本人が募金してくれた証拠を見せられる

募金しようか悩んでいる時、偽警察官は手元の署名書を指差してこう言います。「国籍の欄を見て下さい。たくさんの日本人が募金してくれています」と。

確かに見てみると、たくさんの日本人が募金しているのです。

「みんな募金しているのなら、自分もしようかな」と思ってしまうのです。

これは『社会的証明の原理』を利用されています。

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ちなみに、このたくさんの日本人が募金した証拠の署名書類もフェイク、十中八九ニセモノでしょう。

⑥金額はみんな20ドル払っている

多くの日本人が募金をしている。そしてその金額はなんと・・・

みんな「20」ドル

 

………たっか…(震え)

実はこの値段設定も、単に高くしているだけではなく「ある心理効果」を利用するためのものです。

ヒントは「2」という数字です。

いきなり20ドル払えと言われても、日本人は良くも悪くもケチなので、そんな大金を寄付する決断は中々出来ません。

なかなか募金を決めない日本人に対して、偽警察は「最後の後押し」をしてきます。

「20ドルが厳しいなら、半分の10ドルでも良いよ」と。

こちらはまたホッとさせられます。

「値段じゃないよ気持ちだよ」等のあたかも良い言葉を投げかけられでもしたら、「海外はやっぱり人も優しいな」などとさえ思ってしまうでしょう。

結果、半分の10ドルを「喜んで」渡してしまうのです。

これは『コントラスト効果』と『ドアインザフェイステクニック』、更に『ダブルバインド』が利用されています。

コントラスト効果は「高いものの次に見たものが、実際より安く見える効果」です。

20ドルと言われた後で10ドルと言われると、10ドルが安く感じてしまうのです。10ドルも募金にしては十分高いのに、です。

またドアインザフェイステクニックは「最初に無理難題をお願いして断らせ、次に小さなお願いをすることで断りにくくする方法」です。

20ドルを断っている罪悪感を利用するテクニックです。

最後にダブルバインドは別名「偽りのジレンマ」とも言い、「いつのまにか2択でないものを2択にしてしまう方法」です。

払うか払わないかではなく、20ドルか10ドルかという2択にさせられ、どちらにせよ払うことにさせられていますよね。

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⑦とにかく喋り続けられる

突然警察から話しかけられ、募金をするまでのこの間、偽警察はずっと喋り続けています。

こちらに、冷静に考える隙を与えないようにしているのです。

結果、「せっかくの海外だし、10ドルくらい募金しても良いかな」と自分で考えているようで、実は相手の手のひらの上。

全て偽警察の筋書き通りに動いてしまうのです。

なんの準備もしていない旅行客の我らに対して、初めから終わりまで一切隙のない戦術。

悔しいですが、「敵ながら見事」と言わざるおえません。

まとめ

ハワイで有名な偽警察による詐欺を、心理学的解説を交えて説明しました。その手口がいかに巧妙か、分かって頂けたと思います。

詐欺だけではなく、海外は日本と比べて治安が悪いところも多々あります。海外旅行とはいえ、くれぐれも浮かれ過ぎない様、注意して下さい。

基本的にフレンドリーな他人は疑ってかかる。

良くも悪くもお人好しの日本人は、それくらいでちょうど良いでしょう。

この記事があなたの助けになれば幸いです。
ゆきむら

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極タロット占い師


「タロットのみ」を極めたプロ占い師。通常占い師が様々な占術を修得する中、タロットのみを磨き続け精度抜群に。

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